近年、ワインに対する消費者の支持が高まり、ワインの消費は大きな伸びを見せました。これは「ワインが健康によい」という点に多くの方が関心を寄せていることも一因であると思われます。
それでは、ワインと健康について簡単に説明します。
欧米では動物性脂肪の摂取量の多い国ほど心臓疾患による死亡率が高い。しかし、フランス人だけは例外で、動物性脂肪の摂取量は多いのに心臓疾患に罹りにくい。これがフレンチ・パラドックスで、この逆説を解く鍵は赤ワインの摂取量にあると解った。日本の国立健康栄養研究所等からも、赤ワインに含まれるポリフェノールは悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑え動脈硬化を予防する効果があると報告されている。このため赤ワインを適量飲む人は心臓疾患に罹りにくいと言われている。
最近では赤ワインに含まれているリスベラトロールという物質が強力な抗癌作用のあることが報告されている。また赤ワインを毎日3―4杯飲んでいる老人は痴呆症やアルツハイマー症になる率が少ないという報告もある。
白ワインの効能はPHが低く、サルモネラ菌、大腸菌に対する抗菌力が強い事や、赤ワインより有機酸が多く、腸内細菌のバランスを整えるのに役立つと言われている。